相手のノーバウンドの投球で2名以上が連続して当たった場合は、最初の1名がアウトになります。
顔や頭にボールが当たった場合はセーフです(ヘッドアタック)。
1度味方に当たったボールを、ノーバウンドで取った場合は、その当たった選手はセーフです。
相手が投球したときにファールがあった場合、当たってもセーフです。
【出典】日本ドッジボール協会ホームページより
▼ドッジボールの発祥
発祥は英国という説もありますが、現在親しまれているドッジボールの原型は1900~40年頃であるとされています。
この頃のドッジボールは「デッドボール」と呼ばれ、円形のコートに攻撃組と防御組の2組に別れた複数名によるゲームで、攻撃組の者はボールを防御組の者に当てて、これをデッドとしました。この際、防御組にはキャッチが認められておらず、飛んでくるボールから身をかわすだけでした
▼いつ日本に伝わってきたか
初めて日本に紹介されたのは明治42年、可児徳氏と坪井玄道氏によって「円形デッドボール」という名称でした。大正2年に東京府体育委員会から公布された「学校体操教授要項」の中の競争を主とする遊戯の中に挙げられています。それは、当時の数少ない遊戯の中で最も児童達に親しまれたものでした。
▼ドッジボールの進化
大正6年、東京女子高等師範学校の永井道明教授により、初めて四角いコートが紹介されました。この原型はドイツの「ヘッズベル」という現在のドッジボールに似た室内競技をアレンジしたもので「方形デッドボール」と呼ばれ、特に東京市の小学校では高次なルールを作って競技的に扱われるようになりました。しかし、この段階でもまだ内野のキャッチは認められていませんでした。
大正15年、欧米留学から帰朝した東京高等師範学校の大谷武一教授により「ドッジボール」(*ドッジ=DODGEとは身をかわすという意味)と改名され、今までの「円形デッドボール」「方形ドッジボール」と改められました。また遊戯方法もより積極的にする意味で、内野にボールをキャッチすることを許しキャッチしたものは除外されないという方法が採用されました。
その後、従来「デッドボール」と呼ばれていた遊戯は「ドッジボール」として伝わるようになり、戦後、様々な形式のドッジボールが考案され、地域独特のルールなども生まれ子供から大人まで幅広く親しまれています。
おもなルールの一部をご紹介します!
▼チーム
1チームは12名以上20名以内です。 試合は12名対12名で行います。
▼チーム
ここでは小学生のコートを紹介します。
内野は10m×10mで図の青い部分
外野は3mの幅で図の赤い部分
内野と外野間の移動は図の黄色い部分を使って移動します。
▼攻撃とアウト・セーフ
相手のノーバウンドの投球を取れなかったり、当たった場合にアウトになります。
相手のノーバウンドの投球で2名以上が連続して当たった場合は、最初の1名がアウトになります。
顔や頭にボールが当たった場合はセーフです(ヘッドアタック)。
1度味方に当たったボールを、ノーバウンドで取った場合は、その当たった選手はセーフです。
相手が投球したときにファールがあった場合、当たってもセーフです。
▼主なファール
オーバーライン
・ボールを投げるときラインを踏んではいけません(2歩目も)。相手の内野ボールとなります。
・ボールを取るときラインを踏んではいけません。相手の内野または外野ボールとなります。
ダブルパス
・内野同士・外野同士のパスは禁止です。相手の内野ボールとなります。
ファイブパス
・パスは4回まで、5回目には攻撃しなければいけません。相手の内野ボールとなります。
キープ フォー ファイブ(=5秒ルール)
・ボールを取ってから5秒以内に投げなければいけません。相手の内野ボールとなります。
ヘッドアタック
・相手の頭や顔を攻撃してはいけません。相手の内野ボールとなります。
ホールディング
・相手のコートに転がっているボールをかき寄せてはいけません(空中はOK)。
・ボールのあったところのボールとなります。
タッチザボディ
・試合中、わざと相手の選手にふれてはいけません。相手の内野または外野ボールとなります。